ローズバレーハニー(バラのはちみつ)
<バラはちみつのマメ知識>

バラのはちみつの養蜂はなぜ難しいか?

 理由1: 花屋でよく見かける美しい観賞用のバラは蜜を持っていません。蜜があるのはダマスク・ローズなどの産業用のバラ(オールドローズ種)だけです。ブルガリアのバラの谷に咲いているバラはほとんどがダマスク・ローズで、5月中旬〜6月中旬まで可憐な花を咲かせます。ローズオイルのためのバラ摘み作業は早朝4時から始まります。10時を回ると気温が22℃以上に上昇するので、体が温まり動けるようになったミツバチが、さっそうと出動するのです。しかし、ミツバチの前にすでに人間がバラを摘み取ってしまっていては、蜜を採集することが出来ません。やさしいバラの谷の住民は、がんばるミツバチのためにいつも花を残してあげています。そんな心遣いに気づいているのかいないのか、せっせとミツバチは蜜を集めるのでした。
   
バラ畑のそぼにあるミツバチの巣  理由 2: “ローズハニー”として認定されるためには、成分中30%以上のバラの蜜が必要です。どこまでも広がる豊かな自然の中で、バラの蜜だけを採集するためには、ミツバチの特別訓練が必要となります。バラの香りをミツバチの巣にかけ、覚えさせなければなりません。また環境整備も大切で、バラ畑の周辺5km四方にバラ以外の花が咲いていないのが理想的です。(同時期に咲いている野の花はカモミールやアカシアなど)ミツバチの飛行可能距離は20kmもありますが、香りの強いダマスクローズの畑の近くに巣を置くだけで、ほとんどのミツバチはバラへと向かいます。こうして認定されるのに充分な量の蜜が集められるのです。
   

バラはちみつ専門家のご紹介

バラのはちみつ専門家

ブルガリア・バラの谷マスラレヴォ村近郊
マリン・タネフ・マリノフ氏(農学修士)

ブルガリア国内において“はちみつ専門家”として学位を持っているのはたった2人だけです。その1人が、ブルガリア政府機関に登録され養蜂家として活躍しているマリノフ氏です(写真)。彼ははちみつ製造、女王バチとミツバチの生産飼育及び販売が行なえる許可を持っている数少ないブルガリア養蜂家の1人でもあります。ローズハニー以外にも、アカシアやヒマワリ、色々なハーブからハチミツを生産しています。

   
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